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REAL VOICE

採択事業者&実装先の声
2026/02/10
採択事業者
【採択企業の声】港湾・物流業務の属人化をDXで解決へ!愛媛で築いた、現場実装のパートナーシップ/FunnelSphere合同会社
【採択企業の声】港湾・物流業務の属人化をDXで解決へ!愛媛で築いた、現場実装のパートナーシップ/FunnelSphere合同会社
採択事業者
【FunnelSphere合同会社】
設立年
2018年
事業内容
FunnelSphere合同会社は、コンサルティング事業と自社サービス開発を中核としております。コンサルティング事業においては、企業の現場課題に対し、DXの技術コンサルティングとシステム開発を一体で提供しています。
当社の強みの一例として、港湾・物流等の現場におけるシフト/配車/割当/順序決定といった計画業務に加え、ホワイトワーカーの事務作業までを対象に、数理最適化・機械学習・生成AI・LLMエージェントを適切に組み合わせ、情報の構造化から意思決定までを適切に改善する点にあります。手作業・属人作業の削減と品質平準化を実現しています。
トライアングルエヒメ採択年
2025年度
FunnelSphere合同会社
代表社員
小林 俊平
トライアングルエヒメとの出会いと応募のきっかけ

トライアングルエヒメを知ったきっかけは、初期から所属しているインキュベーション施設DEEPCORE KERNELにて開催された事業紹介イベントへの参加でした。

愛媛県で実装したいと考えた背景として、東京の大企業と比較して、地方の中小企業では現場課題がより具体的に表出しており、特にデジタル化の遅れが課題となりやすい現場が集積していると感じた点があります。現実の制約条件が多い領域において、机上ではなく実装・運用までを見据えた検証ができ、また中小企業ならではのフットワークの軽さにより、アジャイルにサービス開発を併走できる点に魅力を感じました。

愛媛県で行ったプロジェクト内容

以下の2つのプロジェクトを実施しました。

 

・プロジェクト1

新居浜市の港湾運送領域において、シフト作成業務を対象に、制約条件を反映したシフトを自動生成する仕組みの実装を行いました。

・プロジェクト2

四国中央市の平場倉庫において、入出庫・保管等の倉庫内オペレーションを対象に、制約条件を反映した配置計画を自動生成する仕組みの実装を行いました。

 

愛媛の拠点では、ベテランの暗黙知をいかに最適化モデリングに組み込むかについて、現場担当者様のご協力を得ながら、利用者視点に立ったサービス開発に取り組みました。

実装先マッチングについて

【実装パートナー名】

・桑原運輸株式会社     

・川之江港湾運送株式会社     

 

愛媛県や事務局のご支援のもと、県内の課題一覧を拝見し、対応可能な課題を探索するミーティングを設定いただきました。ミーティングを通じて取り組めそうな課題を見つけることができたため、当社の実績をご紹介し、実装先候補をご紹介いただきました。

その後、初期面談・現場ヒアリングを通じて、課題の具体性(現場で困っていることが明確か)、データの取得可能性、実装の進めやすさ(意思決定体制・担当者の確保)を確認しながら、パートナーとして進めることを合意しました。

採択後の愛媛県からの支援について

愛媛県・事務局の伴走支援により、技術開発だけでは前進しにくい「実装」に関する論点(関係者調整、現場合意形成、PoC設計、成果の見せ方)を整理できた点が印象に残っています。

特に役立ったのは以下です。

 

・実装先候補の紹介と面談設定、継続的なミーティング設定

・実証計画の設計支援

・対外発信やイベント準備に関する調整・整理支援

トライアングルエヒメを通じた自社の成長

本プロジェクトを通じて、当社として以下の変化・成長がありました。

 

・プロダクト面:現場固有の制約・例外を「モデル化可能な要件」に落とし込むまでの手法に加え、特に「現場の方にどのようにご協力いただくか」という運用面のノウハウが蓄積されました。これにより、ソフトウェアエンジニアが過度に一般化しがちなトップダウン設計とは異なる、現場に寄り添ったサービス汎用化手法のイメージが明確になりました。

 

・事業面:勉強会や企業訪問等の機会をご提供いただいたことで、足で情報を取りに行き、良いパートナーを探すといった営業面での経験値を得ることができました。

 

トライアングルエヒメは、単なる実証の場に留まらず、現場実装に直結するパートナーシップを築けた点で、当社にとって非常に有意義でした。